金曜日, 7月 30, 2021

エラリー・クイーン著「エジプト十字架の秘密」,20世紀初期のこの作品を読んで感動することしきりだ。プロットといい、トリックさらには細かにして多数の伏線と本格と言われる推理小説の全てを網羅している。殺人の被害者が磔にされ首を落とされる衝撃、兄弟愛と破綻、生国での犯罪による米国への逃亡そして事業が当たり裕福になった長兄と次兄但し末弟だけは相変わらずの貧乏である。殺人トリックそしてエラリーの頭脳との勝負はまさに衝撃だ。

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