土曜日, 10月 30, 2021

松岡圭祐著「千里眼  ミッドタウンタワーの迷宮」、千里眼シリーズ第四弾、破天荒な事件が次々と発生し度肝を抜かれるそのプロットや伏線たるや作者の力量を余すところなく披露する出来栄えだ。執筆当時、ミッドタウンは開業寸前だった。旧防衛庁跡地に建ったミッドタウンから超望遠鏡を使い中国大使館で行われている賭博を監視し不正を行う筋書きには恐れ入る。岬美由紀の心情を余すところなく描く今回の作も強烈だ。

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