水曜日, 6月 21, 2006

富の未来 を読んで。

著者の「第三の波」を読んだのは、20年も前だっただろか記憶がないが、優れた社会学の本であると感銘を受けた経緯があり、今回手に取った「富の未来」も期待して読んだ。時間と空間さらに知識、グローバル化などで「富」を説明しようとしているが、説明しきれていないような印象だ。「フラット化する世界」の
方が、より時代区分のとらえ方も的を得ている気がする。但し著者の言う「生産消費者」が、富の体制を劇的に変化させるという。金銭経済と非金銭経済、見える経済と見えない経済、この後者に位置する経済こそ生産消費者の活動であり、この部分を無視した今までの経済学は「死の知識」だという。

0 件のコメント: