木曜日, 11月 29, 2018

内田幹樹著「査察機長」、著者は逝去されたが、過去はANAのボーイング777の機長の経験を豊富に持った人であるという。本書の隅々に経験が無ければ書けない事柄が随所に出てくる。サスペンというよりドキュメントとし、またサスペンと異なる心理描写、査察官と機長及び大先輩機長さらにCAらとの駆け引きにはある種違う緊張感がある。機長は乗客の安全第一であるべきで、自分の技量を過信してはならない、いつも後ろキャビンを見て操縦すべきだとの結論だ。

0 件のコメント: