月曜日, 11月 30, 2020

松本清張著「地の骨 上」、大和大学を舞台に助教授の稲木さらに教授の川西など、学内の派閥を背景に醜い争いが続く。稲木助教授は、バーの女啓子と知り合い深い関係になったある夜連れ込み宿から帰る途中タクシーの車内に入試の原稿を置き忘れ青ざめ事態の深刻さに気付き学部長の相談する。紛失した日から一週間後、大学に稲木を訪ねた来た男性が、なんと原稿を持って来てくれた。安堵とともに感謝の気持ちを表すため、訪ねた松濤のその家は果たしてホテルを経営する楢沢京子で美人で実業家であった。一目で惚れた稲木は悪戦苦闘の結果、彼女をモノにする。下巻へ

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