土曜日, 1月 30, 2021

綾辻行人著「水車館の殺人」、以前著者の作品「十角館の殺人」を読んだが、今回はその二作目に当たる作品だ。舞台は近畿地方の山の中に建つ西欧の古代の城を彷彿させる三連水車の回る水車館、勿論設計は例の設計家である。館の当主は交通事故により今は忌まわしい傷跡を隠すため白い仮面を着けている、他には清純美貌の妻、執事、家政婦といった面々だ。年に一度藤沼画伯の作品を見に訪問する3人、訪れた日の夜は嵐であった。その夜殺人事件が発生する家政婦だった。その後次々と発生する殺人事件、数多の伏線を用意し最後はどんでん返しという本書は清張以降の若手の本格推理小説と認識されている。

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