日曜日, 8月 06, 2006

下流社会 を読んで

現代社会の階層化を消費論と抱き合わせて語る本書は、中々面白い。階層化・クラスタ化が進んでいるという団塊ジュニア世代1971年から1978年生まれの世代の意識調査と消費及び生活について様々な統計により分析を試みる。この書を読んで、恐ろしく思うのは政治政策が10年、20年後の国民の意識を変えクラスタ化するという現実である。米国のような差別社会の到来は55年体制から始まったという。また今後の団塊世代1200万人の行く末はどんなになるだろうと思う今日この頃である。

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