木曜日, 8月 31, 2006

異邦人 を読んで。

カミユの異邦人を読んだ。以前読んだ記憶があるが定かではない。「きょう、ママンが、死んだ。」で始まるムルソーが、死刑囚として死と直面して行く。神を否定し、現実にある全てのものをあるがままに肯定するムルソーは、カフカの「変身」のグレーゴリとは異質なものだ。「人生は生きるに値しない」というムルソーは、サルトルの実存主義とも違うように思う。

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