月曜日, 4月 29, 2019

山崎豊子著「大地の子 一」、中国の田舎で孤児として生きる陸一心は、小学校教師の陸徳志に拾われ中国人として育てられていた。折しも文化大革命時代毛沢東全盛の時代の中国は容赦ない思想統制弾圧が続き中でも日本人孤児は蔑視され続けた。それでも一心は高級中学から大連の工業大学へ進み鉄鋼公司へと就職したが文化大革命の折冤罪を受け内蒙古の労改所へと送られ、およそ人間のできる最低限の心難労苦を受けつつ恩ある両親と会える日を心に暮らす毎日だった。

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