月曜日, 4月 29, 2019

山崎豊子著「大地の子 三」、建設中の宝華製鉄所は、中国内部の権力闘争の具となり建設は一時中断された。夏国鋒と鄧平化との権力闘争は鄧の勝利となり宝華製鉄所は再び建設が開始された。陸一心は妻の月梅の協力もあり、遂に片田舎の病床に伏している妹あつ子を発見し病院に入れることができた。5歳の時に別れた妹は牛馬の如く扱き使われ無残な姿であった。一心は妹に父を探し日本へ連れて行く約束をしたのだった。いつの時代も戦争は最下層の国民を虐げ過酷な運命を背負わせるものだ。

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