木曜日, 4月 29, 2021

麻耶雄高著「蛍」,京都の山間部にある黒づくめの館、その館は以前6人もの惨殺死体が出た場所であった。大学のサークル6名が館主の了解を得て合宿することになった。そして間もなく館主が探検を胸に刺され殺害された。以降館の奇妙な密室とも思われる構造中で次々と殺人が起き読者の犯人捜しの旅が強要され、結末はあっけに囚われる仕組みだ。伏線といいプロットといいこれぞミステリーといった傑作だ。

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