木曜日, 4月 29, 2021

柚木裕子著「最後の証人」、クリニックを営む高瀬光治は、妻美津子と卓の3人である。ある日雨の夜塾からの帰り交通事故に遭いそのまま帰らぬ人なった。一人息子を失った家族の悲しみは天井知らず、妻の美津子は呆けたようになった。加害者の建設会社社長の嶋津は、詫びを入れるでもなく卓の友人の話によれば猛スピードで歩道に突っ込んできてなおかつ加害者は酒の匂いがしたという。不調を訴える妻を大学病院に行かせ検査をした結果癌だと判明し余命は一年だという。夫婦の加害者殺害の計画が遂行され遂に裁判を迎えた。

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