木曜日, 4月 29, 2021

京極夏彦著「ヒトでなし」,子供を殺害され、離婚され職を失い放浪を続ける慎吾、そこで境遇に気づいた「ヒトでなし」と自分は生きても良いが死んでもいい何にも拘りを持たずただ死ねないから生きている。世の中の全ての想念を捨てヒトでなしとなった。友人の部屋で殺人事件に遭遇する部屋主の祖父のお寺に逃げ込んだ。そして遺体を埋める。殺人に対しても何ら感想はない殺したければ、殺せばいい。死にたければ死ねばいい。まさにこの無情感コソが生きるということなのか。

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