木曜日, 4月 29, 2021

ウィリアム・ケント・クルーガー著「ありふれた祈り」、米国はミネソタ州の片田舎町に暮らすドラム家、長女アリエル長男フランクそして末っ子のジェイク一家の父ネイサンは牧師であり、母のルースは芸術家肌である。ある日アリエルが殺害され川に置き去りにされた、フランクは犯人を捜すべく調査するが一向に見つからない。隣人のブラント家には勝手母の恋人であって盲目のエミールそして娘のリーゼ、エミールの伝記をタイプしていたアリエル、彼女は次第にエミールに愛情を持ち一夜を共にして妊娠してしまう。そして殺害された。犯人はリーゼだった。牧歌的な雰囲気の描写の中に敬虔な家族の生活、その根底にミステリーが含まれ抒情的な物語だ。

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