木曜日, 4月 29, 2021

島田荘司著「異邦の騎士」、目覚めたら公園のベンチの上だった。駐車したと思える車は見つからず完全に意識外につまり記憶が飛んだ。彼は名前もわからずじまいでいたが、ある女性良子と同棲を始めた。記憶障害には人知れず悩んだが良子によって齎される情報に振り回され、そんな時に占命判断という看板から御手洗潔という人物と親しくなった。彼は悍ましい殺人計画の中に組み込まれ代理殺人者に仕立てられつつあった。それを救ったのは例の御手洗だった。どんでん返し的ミステリーで読み応え十分である。

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